1・2歳児の保育では、安心して過ごし、1人ひとりの育ちをより細かく見ることを大切にし、身の回りの生活環境だけでなく生活そのものにおいても家庭に近い環境作りをしています。家庭にいるように生活(日課)が流れ、その中で育ちに必要なあそびが展開されます。
 1・2歳の探索あそびから始まり、やがて3歳以上の幼児期にお友だちと展開される共同のあそびまでを丁寧に保証することは、子どもの健やかな発達にとても大切なことであると考えています。

まことの保育(真宗保育)


浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のみ教えを基に、仏の子として平等ないのちをいただく保育者と子どもが、仏さまの光に照らされ、共に学び合い、育ち合う保育に努めています。

ムーブメント教育(総合音楽教育)
   ~想像から創造へ~


1981年より、大学の先生と共に研究を重ねているムーブメント。リトミックの中でも、幼児の特徴である、具体的な体験から学ぶことを重視しています。
精神的・身体的にバランスのとれた成長を促すため、音楽の力を借りて、楽しくあそびに熱中する中で子どもが持っている様々な能力を引き出します。

育児担当制(流れる保育)


入園時にお子さん1人ひとりの生活の流れを細かくお伺いし、育児(食事・睡眠・排泄)の部分では、お子さんに合わせた時間を組み、担当する保育教諭が対峙して関わります。そして、あそびなどそのほかの部分は常に全員で見るようにしています。
毎日決まった時間の流れの中であそびが展開されていくことで、子どもたちは見通しを持ち、落ち着いた生活ができます。

環境保育(流れる保育)


幼児期から共同のあそびを始めるベースとなる1・2歳児のあそびでは、発達段階に合わせた教育内容(あそび)を、個人または集団にその都度提示することや、意欲が十分に満たされるまでひとつのあそびに没頭できるよう、様々な粗大でじっくとあそび込む中で見立てたり工夫したりする経験を大切にしています。

毎日の戸外あそび
(季節をあそぶ)

広い園庭での戸外あそびや散歩等、本園では基本的に毎日必ず戸外であそびます。遊具でのあそび、夏の水あそびや落ち葉など季節のあそび、砂あそびや背丈を越える草原でのあそび…。季節を感じられること、様々な事象に積極的に関わること、発見や思いに共感し、応答的に対応することを大切にしています。

園文庫

「園と家庭を結びたい、また、絵本を通して親と子が結びついてほしい」という願いをこめ、園文庫を始めて40年。今では2000冊を超える絵本があります。言葉の獲得には家庭が大きな役割を持っています。毎週金曜日、子どもたちが好きな絵本を1冊ずつ選び、借りて帰ります。